空き巣被害に遭わないためには、貴重品の隠し場所を工夫することが大切です。特に、通帳は現金と並んで、空き巣の狙い目になります。
しかし、通帳の隠し場所を間違えると、空き巣に簡単に見つけられてしまう可能性があります。
そこで、今回は、通帳の隠し場所で絶対にNGな場所をご紹介します。また、空き巣に見つかりにくい隠し場所についてもご紹介します。
空き巣が狙う物
空き巣が狙う物は、大きく分けて以下の2つです。
- 現金
現金は、かさばらずすぐに使えるため、空き巣にとって最も狙いやすいターゲットです。また、通帳やクレジットカードと違って、使っても犯罪がばれにくいというメリットもあります。
- 貴重品
貴重品としては、宝石や時計、ブランド品、パソコンなどが考えられます。これらは、比較的高額で換金しやすいため、空き巣の狙い目となります。
ただし、空き巣は、通帳やクレジットカードも完全に無視しているわけではありません。通帳やクレジットカードを盗む場合には、以下のような理由が考えられます。
- 現金が見つからない場合の保険として
- 現金を引き出すために
- 他人の身元を偽るために
通帳やクレジットカードを盗まれた場合、悪用される可能性は非常に高く、被害額も大きくなるため、しっかりと対策を行う必要があります。
空き巣は通帳の隠し場所がわかる?
空き巣は、侵入した家の中から貴重品を探し出すために、まず寝室やリビングなどの主要な部屋から探します。これらの部屋には、普段から貴重品が置かれていることが多いため、空き巣にとって効率的な場所です。
一方、書斎や子供部屋は、空き巣が後回しにする傾向があります。書斎には大量の本や資料があり、一つ一つ確認する時間的余裕がありません。また、子供部屋には子供の玩具や衣類などが散乱しており、貴重品を見つけるのが難しいと考えられます。
しかし、空き巣は時間をかければ、どんなに隠された貴重品でも見つけることができます。空き巣の常套手段は、本棚の裏や床下などの隠し場所を調べることです。また、最近では、金属探知機やサーモカメラなどの特殊な機器を使って、貴重品を探し出す空き巣も増えています。
そのため、貴重品を空き巣から守るためには、隠し場所を工夫するだけでなく、定期的に貴重品の有無を確認することも大切です。貴重品が少しでも動いていたり、向きが変わっていたりしたら、空き巣の侵入を疑いましょう。
以下に、空き巣対策の具体的な方法をいくつか挙げます。
- 貴重品は、普段から同じ場所に置かない
- 貴重品は、複数の場所に分けて保管する
- 貴重品を隠すときは、手の届かない場所に置く
- 貴重品の保管場所を家族で共有する
通帳の隠し場所で絶対にNGな場所は?
空き巣の狙い目となる通帳の隠し場所は、以下のようなものが挙げられます。
- 目立つ場所や、すぐに見つけられる場所
- 普段から鍵をかけていない場所
- 他人と共有する場所
- 空き巣がよくチェックする場所
中でも以下のような場所がNGです
- 机の上や引き出しの中
- 靴箱やスリッパの中
- 枕元や下駄箱の中
これらの場所は、空き巣が最初にチェックする場所であることが多いため、通帳を隠す場所としては適していません。
通帳を安全に保管するためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
- 目立たない場所に保管する
- 鍵をかけられる場所に保管する
- 他人と共有しない場所に保管する
- 空き巣がチェックしない場所に保管する
例えば、以下のようなものがおすすめです。
- 貸金庫に預ける
- 家の中に隠す場合は、床下や天井裏など、普段目につかない場所に保管する
- 家具の中に隠す場合は、ソファやベッドの裏など、普段開けにくい場所に保管する
通帳が盗まれてしまった場合にやるべきこと
1、すぐに銀行に連絡する
通帳が盗まれたことをすぐに銀行に連絡しましょう。銀行では、通帳の再発行と、不正な取引の確認・調査を行います。
2、警察に被害届を出す
現金や貴重品が盗まれた場合、犯人が捕まっても返ってこないことが多いため、警察にも被害届を提出しましょう。被害届は、通帳の再発行や、不正な取引の補償を受ける際に必要となります。
3、通帳や印鑑、クレジットカードが盗まれた場合、悪用される前にすぐに利用停止の手続きをする
通帳や印鑑が盗まれた場合、そのまま放置しておくと、不正な取引が行われる可能性があります。不正な取引が行われると、被害額が大きくなるだけでなく、精神的にも大きな負担となります。
また、クレジットカードやキャッシュカードも盗まれた可能性があるため、利用状況を確認して、不正利用が確認された場合は、すぐにカード会社に連絡しましょう。
被害を最小限に抑えるための工夫
通帳と印鑑は、別々に保管し、同時に盗まれないように注意しましょう。また、通帳とダミーの印鑑をあえて一緒に置いておくのも良いでしょう。ダミーの印鑑があれば、本物の印鑑が盗まれたとしても、被害を最小限に抑えることができます。
通帳のみでお金を引き出せる銀行もありますが、暗証番号が分かりやすいものだと防犯性が低くなります。暗証番号は、自分で覚えやすいように付けるのではなく、他人に知られにくいように工夫しましょう。
通帳、キャッシュカード、印鑑は、大切な個人情報です。盗難に遭わないために、これらの3つを別々に保管し、暗証番号を厳重に管理しましょう。
銀行の貸金庫が最も安全
通帳や印鑑を安全に保管するために、銀行の貸金庫を利用することがあります。
貸金庫は、銀行の金庫室内に設置されており、専用の鍵でしか開けることができません。また、銀行のセキュリティシステムによって、24時間365日、厳重に管理されています。
そのため、貸金庫を利用することで、空き巣による被害を防ぐことができます。
専用の鍵でしか開けることができないため、空き巣による不正開錠を防止できます。
貸金庫は、空き巣被害を防ぐための有効な手段のひとつです。通帳や印鑑を大切に保管したい場合は、貸金庫の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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