テレワーク中に忍び込み！？居空きのリスクと対策まとめ

侵入窃盗は３種類

• 空き巣

空き巣は住人が家の中にいないことを見計らって、金品等を盗み出す窃盗のことです。

• 居空き

詳しくは後述します

• 忍び込み

忍び込みは住人が寝静まっている間に、窃盗の犯行を行うことです。

居空きとは？

居空きとは、住人が在宅中に侵入して金品を盗む犯罪です。居空き犯は、住人が留守にしていることを狙う空き巣とは異なり、住人が在宅していることを前提とした犯行です。

居空き犯は、住人があまり出入りしない部屋から侵入することが多いため、複数部屋がある家で被害に遭うケースが多いです。また、住人に見つからないように、物音を立てないように細心の注意を払いながら犯行に及びます。

居空き犯のターゲットは、耳の遠い高齢者が多い傾向にありますが、テレワークで在宅勤務をやっている若い家族構成の家も狙われているようです。

テレワークでは、ミーティングや打ち合わせのために一定の場所に固定されることが多く、会議でヘッドホンを使っていれば周囲への注意も散漫になり、居空き犯にとって狙いやすい状況と言えます。

居空きの発生しやすい時間帯

居空きは、住人が在宅中を狙う犯罪です。そのため、被害に遭う時間帯としては起きている間であればいつでも可能性があります。

警視庁の最新データによると、居空き発生件数は、時間帯別では12〜14時が最も多く、60件に上ります。曜日別では木曜日が最も多いですがその他の時間帯や曜日で大きな差があるわけではないので、朝の8時から22時辺りまではまんべんなく居空きの被害が発生する可能性があります。

逆に、深夜〜朝8時までは居空きの犯罪件数もガクッと下がってきます。

居空きは犯人と遭遇するリスクがある

居空きのリスクとしては犯人と遭遇する可能性があることです。空き巣の場合、住人が不在であるため、住人と遭遇する可能性はほとんどありません。しかし、居空きの場合は、住人と遭遇する可能性は高くなります。犯人と遭遇した場合、住人は被害者となるだけでなく、危害を加えられる可能性もあります。

居空きに入られないための防犯対策

居空きは、犯人と遭遇するリスクが高いため、防犯対策が重要です。居空きに入られないための防犯対策は、以下のとおりです。

出入り口の施錠

出入り口の施錠は、居空き対策の基本です。玄関や勝手口、窓など、出入り口は常に施錠するようにしましょう。また、鍵は1つではなく、2つ以上つける「ワンドア・ツーロック」にすると、より効果的です。

窓ガラスの強化

窓ガラスは、侵入経路として狙われやすいため、強化ガラスや防犯フィルムで保護すると効果的です。強化ガラスは、通常のガラスよりも割れにくく、防犯フィルムは、ガラスが割れても飛散しないようにする効果があります。

防犯カメラの設置

防犯カメラを設置することで、犯人を威嚇したり、犯行を抑止したりすることができます。また、犯人の映像を記録することで、警察の捜査に役立てることができます。

防犯ブザーの設置

防犯ブザーを設置することで、侵入を感知して大きな音を鳴らすことができます。この音で犯人を威嚇したり、犯行を抑止したりすることができます。

近隣住民との連携

近隣住民と連携することで、不審者を見かけた際にすぐに通報してもらうことができます。また、防犯パトロールを一緒に行うなど、防犯対策を強化することができます。

これらの防犯対策を講じることで、居空きに入られるリスクを減らすことができます。

居空きと遭遇してしまった時の対処方法

居空きと遭遇してしまった場合、まずは冷静に状況を判断することが大切です。犯人が凶器を持っている可能性もあるため、無理に抵抗したり、犯人と争ったりすることは避けましょう。

具体的な対処方法は、以下のとおりです。

• 逃げる

逃げることが最善の対処方法です。犯人と遭遇した際には、すぐにその場から逃げるようにしましょう。

• 大声で助けを呼ぶ

犯人に気づかれないように、大声で助けを呼びましょう。近隣住民や通行人に気づかれれば、犯人は逃げていく可能性が高くなります。

• 防犯ブザーや警報機を鳴らす

防犯ブザーや警報機を鳴らすことで、犯人を威嚇したり、犯行を抑止したりすることができます。

• 犯人の顔や服装を覚える

犯人の顔や服装を覚えておくと、警察の捜査に役立ちます。

• 警察に通報する

犯人から逃げることができた場合は、すぐに警察に通報しましょう。

居空きと遭遇した場合の注意点は、以下のとおりです。

• 犯人と争ったり、抵抗したりしない

犯人が凶器を持っている可能性もあるため、無理に抵抗したり、犯人と争ったりすることは避けましょう。